生活の中にいぐさを

 “いぐさ”は、畳として床に敷くという用途で人々の生活にかかわってきました。

 様々な要因により畳の需要が減少していますが、畳という形にこだわらなくても部屋のどこかにいぐさをそのまま置いているだけで、香り、吸湿放湿、空気清浄効果、有害物質の吸着といった効能や効果は変わらないはずだと思いました。

 例えばフローリングの部屋にも置けるようないぐさの置物を作ることで、畳=和室ではなく洋室でもいぐさの良さや機能を体験してもらえるのではないかと考えました。

なぜ球体?

「なぜ球体にしようと思ったのですが?」とよくご質問いただきます。
「存在感があり、和をイメージでき、様々な場所になじみやすい形は、どういう形だろう?」と自分なりに考えていった結果、シンプルでどこにでも相応しいのは球体では、と思うに至りました。

しかし自分の重さで形崩れを起こすため球体を維持するのが難しく、今もまだ挑戦の道半ばです。